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ゲキ×シネ『乱鶯』

公演終了のご報告


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  • 2017.04.13 Thursday

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撮影レポート:山本亨編

<鶯の十三郎>の命の恩人となる<小橋貞右衛門>を演じる山本亨さん。劇団☆新感線にとってはもはや“準劇団員”のような存在の山本さんではありますが、『蛮幽鬼』(2009年)以来、実に7年ぶりの参加となります。「ついに、こんなに真っ白な頭で出ることになりましたよ」と苦笑いで話しかける山本さんに「いやあ、なかなか似合いますよ!」と、いのうえさん。


山本亨

<小橋貞右衛門>は幕府目付からのちにさらに出世していくような役どころだということもあって、衣裳は羽二重の着物に固地(かたじ)の羽織と織物の袴という落ち着いた雰囲気の組み合わせ。羽織には家紋が入っていますが、この「小橋家の家紋」も高橋岳蔵さん考案のオリジナルの紋どころ。岳蔵さんによると建築紋と呼ばれる“六葉”紋をアレンジし、“橋”の欄干の上の部分にも見える模様を図案化したものなのだとか。ちなみに同じ紋は息子の<小橋勝之助>の羽織にもしっかり入っているので、そちらも要チェックです。


山本亨

撮影開始早々、二本差しにした刀に手をかけ、ギラッと眼光鋭い表情でたたずむ山本さん。「いいねえ、すごく渋い!」「本当に江戸時代の人みたい!!」と、その渋さにスタッフ一同もすっかりメロメロです。河野さん曰く「この人の場合はあまり派手な動きにはしたくないんですよ」とのことで、大きなアクションではなく、腰を落として刀を構えたり、刀を抜く瞬間をスローモーションで繰り返したりと、静かでありながらも力強さを感じさせるようなポーズが続きます。


山本亨

「真面目な人風に」「今度は険しい表情で」「視線はレンズじゃなく、今、斬り捨てた相手に向ける感じで」など、次々と指示が繰り出されていきます。さらに「顔の前で刀身を光らせたい」という岡田カメラマンのリクエストには、自ら鞘から刀を抜き出してさまざまな角度で構えてみせる山本さん。その様子をモニター上でチェックしていた河野さんも「さすがの迫力やな、すごい強そうだ!」としみじみ、感心しきりです。


山本亨

山本亨

撮影終了後、山本さんにも今回の舞台への思いをお聞きしてみました。

――まずは、今日の撮影の感想をお聞かせください。

久しぶりにこうしてきちんとした中剃りの鬘(かつら)をつけた気がするので、ちょっと緊張しました。しかも今回、ここまで白髪ですし。ひげもこんなに白いですしね。

――そのひげは自前なんですか。

自前ですよ。ちょっと白く染めてもらいました。実際はごましお状態、ごまちゃんです……いや、本当にすごく緊張しました(笑)。

――(笑)。久しぶりの新感線ですね。

新感線は『蛮幽鬼』以来で出させていただくので、7年ぶりですね。また出られて幸せですよ。そういえば『蛮幽鬼』の時は、やたらと立ち回りがたくさんあったんですよ。しかも堺雅人さんと早乙女太一くんと僕とが、最後に戦うことになるので本当にしんどくて。だってあの時、僕は40代後半だったんですけど太一くんは18か19歳くらいだったんですからね。それも盆(回り舞台)が回りながらの立ち回りだったから、まるで大運動会のようでした。でもすごく楽しかったんですけどね。

――さっきいのうえさんに「ついに、こんなに真っ白い頭で」なんておっしゃられていましたが。

ここまで真っ白い頭で老け顔にしたのは初めてですから。さっき聞いたら、どうやら粟根さんの役よりだいぶ年齢が上の役柄らしいんです。粟根さんが50〜60代だとすると、僕は70代くらいになっちゃうんですかね? 当時だともう亡くなってるような年齢なんじゃないのかな、「人生50年」と言われていた時代ですから。

――大東駿介くん演じる<勝之助>のお父さんの役ですよね。

あんな素敵な息子がいるなんてね。でもなあ、兄弟ではなくて親子だとはねえ。

――そして、古田新太さん演じる<十三郎>の命の恩人でもある。

助ける側なんですよね。いじめられる側かと思っていたのに(笑)。僕はもともと新感線のファンで、ずっと客席から観させていただいていた人間ですから、ふるちんのことは色気があってチャーミングですごく素敵な俳優さんだと前から思っていたんです。昔、何かのインタビューで「尊敬する俳優は先輩の真田広之さん、好きな俳優は古田新太さん」と答えたことがあったくらい。ん? ゴマスリしてるみたい……?(笑)いやいや、本当のことですから。

――今回、山本さんから見るとどんな座組になりそうだと思われていますか。

年齢層が高いですよね。自分が平均年齢を上げている一人でもありますけど(笑)。そうそう、大谷亮介さんには演出してもらったことあるんですが、一緒に舞台に立つのは初めてなんですよ。懐の大きい、すごく色気のある俳優さんなので、その大谷さんと、もちろんふるちんと、さらには(稲森)いずみさんと、たくさん絡めたらいいんですけどね。ともかく大好きな俳優さんたちと、大好きな新感線に参加できるわけなので、思いっきり暴れられたらいいなと思っています。

 
文:田中里津子 撮影:田中亜紀



 
 

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